を見ていただければわかるとおり、私はEtsy Seller(Etsyの出店者)を応援しています。


 今回は現実的な少し耳の痛い話をします。

 Etsyに出店して売れるでしょうか?

 売れると言いましても、各人の判断基準が違います。

 求めていることが、自分の出品した商品の一つでも売れるかどうか、毎月10個くらいは売りたい(つまり1年間で120個)、コンビニで1日8時間、週5日働いた場合の月給分売れるかどうか、いえいえ脱サラをしてEtsyの売上だけで生活をしていきたいと思っていますなどなど。

 もちろん、各人が出品する手作り品やヴィンテージ品等の質の高さや価格によると思います。

 しかし、現実的にはなかなか厳しい状況が待っています。

 初めての一つの商品を売ることもかなりたいへんです。

 毎月コンスタントに10個以上売れる方はかなりセンスがある方だと思います。

 上記の条件でのコンビニでのバイトの月給を毎月超えることができる方はどこで個展を開かれてもはずかしくないレベルだと思います。

 家族がいてEtsyの収入だけで生活ができる方は全世界のEtsy Sellerの中でのトップセラー(上位何百以内とか)レベルになれると思います。


 さて、言うのは簡単です。

 信用できないという方もおられると思います。

 調べるのは、この記事を読まれた皆さんです。

 私は、調べる方法を教えるだけです。

 
 Etsyのコミュニティ(チーム)の中にEtsy Japanというところがあります。


 「チームに誰が参加できますか?」という項目に「日本人セラー、日本在住セラー(国籍問わず)、もしくは日本に関係がある商品を販売しているセラーの集まるチームです。」と説明されています。

 余談ですが以前の記事で書いたとおりEtsy Japanは申請された方はすべて加入できるというものではなく承認制をとっているため、チームのキャプテンやリーダーが加入申請をされた方を審査するので、私が知ってる限りでも日本人セラーでありながらも加入申請を拒否された方がおられるということをお伝えしておきます。

 とりあえずEtsy Japanは日本人や日本に関係がある商品を販売しているメンバーが現在708名所属しているため、英語圏などの海外のセラーを調べるよりも日本に関係するショップをチェックされた方が現実的だと思います。

 調べる方法はEtsy Japanのページの下部に載っている各メンバーのショップをチェックするだけです。

 メンバーの並び順はキャプテンとリーダーを除き、チームに新たに加入された順になっています。

 つまり、キャプテンとリーダーを除きメンバーリストの一番上の方が一番最近にチームに加入された方になります。

 逆にメンバーの「すべて見る」を開き、一番後ろの方が一番古くにチームに加入された方になります。

 後ろの方のメンバーをチェックしていくと(前の方も同じですが)、希望を持ってEtsyで出店されたけど残念ながら閉店(商品を現在は出品していなかったり、Etsyを解約)された方の多さに驚くと思います。

 
 メンバーの画像を左クリックするとショップがある方は「ショップ」という選択肢がありますので、それをクリックします。

 ショップのサイトの上の方にある「Etsy ショップ創設年」によりEtsyでショップを開かれた年がわかります。

 2016の場合はショップを開かれて1年も経っていないことがわかります。

 ショップのサイトの右上にある「ショップオーナー」をクリックするとそのショップを作られたEtsy Sellerのサイトに飛びます。

 ショップのサイトではショップ創設の年しかわかりませんが、Etsy Sellerのサイトに行くと「このユーザーについて」の説明欄の中の「ユーザー登録日」を見ればEtsy SellerのEtsyの登録日がわかりヒントになります。(Etsy Sellerがユーザー登録をしてからEtsyのショップを開くまで何日かタイムラグがあると思います)

 次にショップのサイトの上の方にあるセールスの数を見ます。

 このセールスの数は年毎などでリセットされない、ショップを開いてからの販売数の累計の数です。

 「Etsy ショップ創設年」から現在の年を差し引きするとそのショップが開いてから現在まで、だいたい何年経過したかがわかります。

 セールスの数を経過年数で割ると、1年当たりのだいたいの販売数がわかります。(経過年数が長いショップほど誤差は少なくなります) 

 上記で算出した1年当たりのだいたいの販売数にそのショップの商品のだいたいの商品単価を掛ける(乗じる)とそのショップのだいたいの年間売上高(収入)が計算できます。

 あくまでも計算できるのは売上高(収入)であって、材料代や諸経費を引く前の金額です。


 これでEtsyのショップを開かれている方のおおよその収入がわかると思います。

 私は、Etsyでショップを開かない方がいいですよと言ってるわけではありません。

 Etsyでの収入は副収入程度に考え、自分の作品や商品が世界で売れるかチャレンジしてみる気持ちは重要だと思います。

 前述しましたが、私はEtsy Sellerとしてがんばられている方を応援しています。