フランス、ヴィンテージのフレンチカントリーな雑貨、フェーブ。

 フェーブはフランスのパイ菓子、ガレット・デ・ロワの中に入れられた小さな人形です。

 ほとんどが陶器で作られていますが、1900年代中頃にはプラスチック製のフェーブも一時期作られていました。

 ガレット・デ・ロワは1月6日の公現節(祭)の日に家族で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人をその日だけの王様、女王様とする習慣があります。

 フランスにおいては、公現節(祭)の日にガレット・デ・ロワに入れるものはもともとはそら豆で、後に陶器などのフェーブに代わりました。

 と言うか、フランス語のフェーブ(fève)はそら豆のことなのですが・・・

 国によっては公現節(祭)の日に食べるお菓子に貴金属を入れたところもあるそうです。

 公現節(祭)はキリスト教の各派により主の洗礼を記念するものであったり、幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝を記念するものであったりします。

 もともとは、お菓子にそら豆や貴金属、人形などを入れる行事は古代ローマの農耕神サートゥルヌスの祭りサートゥルナーリアに由来するそうですが話が逸れていってしまいますのでこのへんで・・・